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リピートリピート サンプル2

「……ぁ……じょ、じょーたろー……」
「ん……どうした?」
「ま、まだか……まだ終わらんのか……?」
「もう少し……だな」
「ふ、ぁ……ん……ん……」
下を向けば、はしたなく勃起し濡れそぼったわたしの陰茎が目に入る。となれば当然仰向けに寝ころんだままわたしに顔を跨がせ、わたしの陰茎や陰嚢、後孔にまで舌を這わせる承太郎もこの目に飛び込んでくるものだから、如何ともしがたい気恥ずかしさと後ろめたさに体は熱くなってゆくばかりだった。
俺の顔を跨げ。
わたしに愛を告げるのと同じ口でそう言い放った承太郎は、どういうことだと困惑するわたしを引っ張り強引に己の顔を跨がせた。そしてわたしの太腿を押さえ込み、弧を描く唇の間から現れた舌先でわたしの陰嚢を擽った。普通に生活をしていたら他人に触れられることなどないのだろう箇所への刺激にどっと全身から力が抜け、反射的に腰は揺らめいた。唇に陰嚢を、頬や鼻先に陰茎を擦り付けられながら、承太郎はいやらしく笑んでいた。視界を占領するあまりに卑猥な光景に、下半身を席巻する熱の量が増したことなどは言うまでもない。
「あ……ぁふ……ん……」
昨晩爪を切ってやったばかりの指先に、先走りを零す先端をぐりぐりと愛撫される。丸められた舌はどうやら後孔の入り口を割り開くように浅い場所を出入りしているようで、柔らかな異物感に下腹部がじんじんと疼いていた。気付いた時には背が反っていた。シーツに後ろ手を付き、勃ち上がった性器やひくつく後孔を承太郎の眼前に見せつけるような体勢になっている。
恥ずかしいと思う。屈辱的であるようにも感じている。本来ならば、露出した下半身に顔を跨がれることの方が跨ぐ方よりもずっと屈辱的であるはずだ。なのにむしろ自分からわたしを跨がせた承太郎にはそうした感情を催している様子はなく、結果わたしの恥部を余すところ眺められているという屈辱だけが膨れ上がってゆくばかりである。
「じょ、承太郎……もういいだろう……もう……!」
「ちゃんと慣らしておかねーと辛いのはお前だぜ」
「あ、あ、はぁ……!」
とうとう突き立てられた承太郎の長い指を、わたしの身体は歓喜して受け入れた。甘い痺れに腰が揺れ、後孔の入り口はきゅうと窄まり承太郎を締め上げる。満足げに雄くさく笑んだ承太郎は、わたしの内腿を甘噛みした。
「い、いたいぞ承太郎っ」
「痛いのはこっちだ、馬鹿みてーに締めやがって。オラ、もうちょい力抜けよ。そんなじゃあいつまでたってもこのままだぜ」
「ぁ、じょ、承太郎貴様何をして、あ、や、いやだ、ひっ、広げるな……!」
承太郎の両手の人差し指によって強引に割り開かれた後孔から、くちりと卑猥な音が鳴る。承太郎の眼前にはわたし自身でさえ見たことのない、わたしの体内が晒されているのだろう。羞恥と屈辱、それから沸々と湧きあがる興奮で頭がどうにかなってしまいそうだった。
逃げをうつべく腰を引こうと試みるも、そんなことは許さない、と言わんばかりに寄越された陰嚢と裏筋を舐め上げられる快感に逃亡の気概さえも奪われる。顎が仰け反り唾液が垂れた。どうしようもなく感じやすいこの身体が憎くて憎くてならなかった。
「うぁ、そ、そんなところを、見るな、ぁ、ひ、広げるなっ、この変態、変態! 変態!」
「んなよさそうな顔で言われてもな」
「あっ、ああ、そ、そこ、ひっ、あっ」
「増やすぞ」
「ぁ、あ、あああ……!」
恐らく前立腺であるのだろう箇所を引っ掻かれ、その余韻に浸る間もなく二本目の指が突き立てられた。節くれだった指がばらばらにわたしの身体を荒らしてゆく。意識と視界は本格的に明滅しだし、恥ずかしいと思うのに、こんな調子に乗った真似をする承太郎を殺してやりたいとすら思う程に恥ずかしくてならないのに、性器は勃起し濡れていて、下半身は承太郎の顔に後孔を擦り付けるが如く揺れている。わたしの意志ではない、決して、決して! 体が勝手に動いてしまうだけなのだ!
「承太郎っ、じょーたろぉ、も、もういや、もうっ、これもう嫌だっ、や、あっ、あ!」
「俺から見ればとんでもねー絶景なんだが」
「何を言って、この変態! 嫌いになるぞ、変態、変態!」
「ああ……はは、それは、困るな」
「なら、あ、あああああ!?」
わたしの性器を掴み上げた承太郎が枕から頭を浮かす。そして躊躇することなく先端を咥え込み、勢いよく吸引した。激しい射精感に襲われる。体内で暴れる二本の指が、その感覚を天井知らずで高めてゆく。思わずわたしは承太郎の頭を押さえ込み、とうとう涙を零しながら腰を振った。
「でる、いく、いくっ、じょうたろ! い、いっひゃう、も、だめ、だめぇ!」
「は、っ……ん、ぐ……!」
「あ、あ、それだめ、そこっ、あ、あああっ、い、いく、いく、あああ……!」
ずんと下半身が重くなり、後孔がいかれたように窄まった。性器からはどくどくと精液が漏れている。承太郎に拒まれ続けたのだという一ヶ月でため込んでしまった精液の量と濃度たるや凄まじく、承太郎の口の端から飲み込み切れなかった白濁が溢れる光景に目眩がした。
「ぁ、う、ぅあ……」
顔の角度を変えながら、承太郎は尚もわたしの性器を吸い上げた。絶頂感が止まらない。足の震えも止まらない。決壊した涙腺からは涙が土砂降りの雨のように溢れるばかりだ。

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